Veo 3.1(プレビュー版)が最短10月22日に停止予定|gemini-omni-1.1-flashへの乗り換えで単価はどう変わるか【2026年10月】

Gemini API の Veo 3.1 プレビュー版(Lite・Fast・標準)と gemini-omni-flash-preview は、最短で2026年10月22日に停止する予定で、移行先は gemini-omni-1.1-flash と案内されています。10月22日は「最短の日付」で確定ではありません。動画副業で API を使っている会社員向けに、公式ページで確認できた単価だけで10秒あたりの原価を比べ、今のうちにやっておくことをチェックリストにしました。
[TOC]目次// tap to toggle10 items
Gemini API の Veo 3.1(プレビュー版)が、最短で10月22日に止まる予定です。 Lite も Fast も標準版も、まとめて対象に入っています。
20代後半・会社員の ユウト です。9月に Sora API の停止と乗り換え先の料金を書いたとき、いちばん安い選択肢として挙げたのが Veo 3.1 Lite でした。その Lite も、今回の停止予定に含まれています。
ただ、Sora のときとは違って、今回は移行先がはっきり示されています。gemini-omni-1.1-flash です。この記事では、乗り換えると1本あたりの原価がどう変わるかと、今のうちにやっておくことを整理します。
- 停止予定のモデルと、「10月22日」が確定ではない理由
- 移行先 gemini-omni-1.1-flash でできること・できないこと
- 今の Veo 3.1 と比べた10秒あたりの原価
- 動画副業で API を使っている人のチェックリスト
- 事実は、2026年10月14日に Google の公式ドキュメント(廃止予定・Omni の説明・更新履歴・料金)で確認できたものだけを使います
- 対象は Gemini API を使っている人です。Flow や Gemini アプリなど一般向けのアプリへの影響は確認できていないので、書きません
- 金額はドルのまま書きます。円に直すと、為替でずれるためです
- 新しいモデルの出来の良し悪しは、まだ比べられるほど試していないので書きません
1. まず事実:止まる予定のモデル
Gemini API の廃止予定のページに、次の4つが並んでいました。
| モデル名 | 公開日 | 停止日(最短) | 移行先 |
|---|---|---|---|
| veo-3.1-generate-preview | 2025年10月15日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| veo-3.1-fast-generate-preview | 2025年10月15日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| veo-3.1-lite-generate-preview | 2026年3月31日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
| gemini-omni-flash-preview | 2026年6月30日 | 2026年10月22日 | gemini-omni-1.1-flash |
(出典:Gemini API「廃止予定(Deprecations)」/2026年10月14日閲覧)
同じページには、**表の日付は「最短で停止しうる日」**であり、正確な停止日は前もって知らせるという趣旨の説明がありました。
つまり、10月22日より前に止まることはない一方で、10月22日に止まる可能性は十分にあります。「まだ先かもしれない」と考えて待つより、10月22日に止まる前提で準備しておくほうが安全です。
「最短の日付」って書かれると、つい「延びるかも」と読みたくなるんだよね。でも延びる約束はどこにも書いてない。予定は早いほうに合わせておくのが、あとで慌てないコツだと思う。
2. 移行先 gemini-omni-1.1-flash でできること・できないこと
gemini-omni-1.1-flash は、更新履歴によると**2026年8月27日に正式版(GA)**として出たモデルです。プレビュー版ではないので、今回のような「試験提供の終了」とは位置づけが違います。
- できること: 動画の生成と編集
- 解像度: 360p/720p(既定)/1080p(拡大処理)/4K(拡大処理)
- 画面の向き: 16:9(既定)/9:16
- 延長: 1回3〜10秒、合計40秒まで。延長できるのは末尾だけ
- **すべての動画に SynthID(目に見えない電子透かし)**が入る
(出典:Gemini API「Omni」「更新履歴(Changelog)」/2026年10月14日閲覧)
副業で使うときに引っかかりやすい制限が、アップロードした動画の扱いです。
- 編集・延長に使えるのは、10秒以下の動画だけ
- セリフが入った動画は使えない
- EEA(欧州経済領域)・スイス・英国では、アップロードした動画の延長はできない
手持ちの素材を渡して「続きを作る」「一部を直す」使い方をしている人は、素材の長さとセリフの有無を先に確かめておいてください。海外向けの案件で、相手先の地域で同じ作業ができるかどうかも気にしておくと安心です。
縦のショートを作っている人は、既定が16:9になっている点にも注意です。9:16を使うなら、指定を忘れないようにしておきましょう。
3. 単価を並べる:10秒あたりいくらになるか
gemini-omni-1.1-flash の料金
料金ページには、次のように書かれていました。
- 入力: 100万トークンあたり $1.50
- 動画の出力: 100万トークンあたり $17.50
- 720p は1秒=5,792トークンとして数えられ、1秒あたり約$0.10
- 無料枠:なし
- 360p・1080p・4K の1秒あたりの換算は、料金ページに記載がありませんでした
(出典:Gemini API「料金(Pricing)」/2026年10月14日閲覧)
720p の「約$0.10」を自分で計算すると、次のとおりです。
5,792トークン × $17.50 ÷ 1,000,000 = $0.10136(1秒あたり)
10秒なら $0.10136 × 10 = 約$1.01
このほかに、指示文(プロンプト)などの入力分が100万トークンあたり$1.50でかかります。
停止予定の Veo 3.1 の単価
比べる相手として、今の Veo 3.1 の単価も並べます(音声つき・1秒あたり)。
| モデル | 720p | 1080p | 4K |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1 Lite | $0.05 | $0.08 | ─ |
| Veo 3.1 Fast | $0.10 | $0.12 | $0.30 |
| Veo 3.1(標準) | $0.40 | $0.40 | $0.60 |
(出典:Gemini API「料金(Pricing)」/2026年10月14日閲覧)
Veo 3.1 は、生成に成功したときだけ課金されると書かれていて、1回に作れる長さは4秒・6秒・8秒です。
10秒あたりで比べる(720p)
| モデル(720p) | 計算 | 10秒あたり | omni-1.1-flash との比較 |
|---|---|---|---|
| gemini-omni-1.1-flash | $0.10136 × 10秒 | 約$1.01 | ─ |
| Veo 3.1 Lite | $0.05 × 10秒 | $0.50 | 乗り換えると約2倍(約2.03倍) |
| Veo 3.1 Fast | $0.10 × 10秒 | $1.00 | ほぼ同じ水準(約1.01倍) |
| Veo 3.1(標準) | $0.40 × 10秒 | $4.00 | 乗り換えると約4分の1 |
※Veo 3.1 は1回の生成が最大8秒なので、10秒は比べやすくするための換算です。
- Lite を使っていた人がいちばん影響を受けます。 同じ秒数を作ると、単価だけで約2倍です
- Fast を使っていた人は、単価はほぼ変わりません
- 標準版を使っていた人は、単価だけ見れば下がります
- 1080p・4K を使っている人は、まだ比べられません。 料金ページに1秒あたりの換算が載っていなかったためです
Lite で「1本この値段」と見積もって納品してた人は、来月から同じ値段だと利益がかなり削られる計算になるんだよね。逆に Fast だった人は、慌てて値段を変える必要はなさそう。
4. 今のうちにやっておくこと
- モデル名が書かれている場所を全部探す(自作のスクリプト、自動化ツールの設定画面、外注して作ってもらった仕組みなど)。
veo-3.1-generate-preview・veo-3.1-fast-generate-preview・veo-3.1-lite-generate-preview・gemini-omni-flash-previewの4つが対象です - 今の1本あたりの秒数と解像度で、原価を計算し直す(上の表の式に、自分の秒数を入れるだけで出せます)
- 作り直しの回数も入れて見積もる。使えなかった分の生成も原価です
- 請求の管理画面で、予算の上限や通知を設定しておく。無料枠がないので、テストの分もそのまま請求に乗ります
- 少ない本数でテスト生成をする。いつもの指示文を数本だけ流して、仕上がりと秒数を確かめる
- 納品物の解像度・尺・画面の向きを確かめ直す。既定は720p・16:9で、延長は合計40秒まで・末尾だけです
- アップロード素材を使う作業を洗い出す。10秒を超える素材やセリフ入りの素材は、そのままでは編集・延長に使えません
- 単価が上がる場合は、お客さんへの価格の見直しが必要かどうかを考える。すぐに値上げするかは別として、原価が変わった事実は手元に置いておく
順番としては、**1(どこで使っているか)→ 2(いくら変わるか)→ 5(試す)**を先に済ませると、残りの判断がしやすくなります。
単価が上がったからといって、すぐお客さんに値上げをお願いする必要はありません。ただ、原価が約2倍になったまま値段を据え置くと、作る本数が多いほど利益が減っていきます。
いきなり全体を値上げするより、次の契約の更新のときに見積もりを出し直す、解像度や尺の選択肢ごとに値段を分けるなど、お客さんと話しやすい形を考えておくと無理がありません。
最初の半年、ほぼ全部失敗したころによくやっていたのが、「ツールの値段が変わったことに、請求書が来てから気づく」というものでした。モデルの入れ替えは、自分の仕組みのどこに何が書いてあるかを見直す、ちょうどいい機会だと思っています。
5. 今回、確認できなかったもの
- 正確な停止日:表の10月22日は最短の日付で、正確な日は前もって知らされると書かれています
- Flow・Gemini アプリなど一般向けアプリへの影響:今回のページは Gemini API についてのもので、アプリ側への影響は確認できませんでした
- gemini-omni-1.1-flash の360p・1080p・4K の1秒あたりの単価:料金ページに換算が載っていませんでした
- 仕上がりの比較:Veo 3.1 と並べて比べられるほど試していません
置き換え箇所の洗い出しシート、生成API費用の見積もりシート、お客さんへの連絡文をまとめた実践編(note・100円)も用意しました。この記事の内容で足りる方は、読まなくて大丈夫です。
まとめ
- Gemini API の Veo 3.1 プレビュー版(Lite・Fast・標準)と gemini-omni-flash-preview は、最短で2026年10月22日に停止予定。移行先は gemini-omni-1.1-flash
- 10月22日は「最短の日付」で確定ではない。ただし、その日に止まる前提で準備しておくのが安全
- gemini-omni-1.1-flash は 720p で1秒あたり約$0.10、10秒で約$1.01。無料枠はなし
- Lite からは約2倍、Fast からはほぼ同じ水準、標準版からは下がる
- アップロード素材は10秒以下・セリフなしが条件。延長は合計40秒まで・末尾のみ
- まずはモデル名の洗い出し → 原価の計算し直し → 少ない本数でテスト
動画生成のモデルは、半年ほどで普通に入れ替わります。覚えておきたいのは、どのモデルが安いかより、「秒単価 × 秒数 × 作り直しの回数」で自分の原価を出す形のほうです。その形さえあれば、次にまたモデルが入れ替わっても、同じやり方で判断できます。
📗 ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜|設計を売る・自動化する・紹介で広げる
ツールが入れ替わっても残る「設計」のほうを商品にする
本文約18,000字+巻末テンプレ10点を本文に同梱/note にて980円・はじめに+第1章は無料で読めます(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
動画生成の料金を、ほかのサービスも含めて横に並べた話はSora API の停止と乗り換え先の料金の記事にまとめています。ツールの月額をどこまで払うかで迷う人は、AI副業のツール月額はいくらまで払うかもあわせてどうぞ。
📘 ぼくが作業しないAI副業の教科書(初級編)
未経験の20代会社員(キャラクター)が、AIに作業を任せて月100万円を目指す全工程
本文25,000字+特典5点/note にて 980円(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
それでは、また別の記事で。
―― ユウト
出典(いずれも2026年10月14日閲覧)
- Gemini API「廃止予定(Deprecations)」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/deprecations
- Gemini API「Omni」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/omni
- Gemini API「更新履歴(Changelog)」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/changelog
- Gemini API「料金(Pricing)」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing
※本記事の料金・仕様・停止予定は、2026年10月14日に Google の公式ドキュメント(廃止予定・Omni・更新履歴・料金)で確認した内容です。停止日は「最短で停止しうる日」として示されたもので、正確な日付は公式の通知でご確認ください。10秒あたりの金額は公式の単価から計算したもので、実際の請求額とは一致しない場合があります。Flow・Gemini アプリなど一般向けアプリの扱いは確認していません。AIサービスの料金・提供条件・停止日は短期間で変わります。利用・契約の前に必ず公式ページをご確認ください。本記事は一般的な情報提供であり、特定のサービスの利用を推奨・保証するものではありません。成果には個人差があります。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。
「ユウト」は編集部が運営するキャラクターです。体験談や数字の例には創作・仮定を含みます(収益を保証するものではありません)。

