「プロンプト一式+運用手順書」を1セットまるごと無料公開|個人で売れるAI商品の最小構成

「プロンプト一式+運用手順書」とは、結局なにを何枚そろえた状態を指すのか。言葉で説明する代わりに、SNS投稿を週7本つくるためのセットを1つ、丸ごと本文に出しました。設計の5要素・本体プロンプト・入力と出力のサンプル・運用手順6項目・検品5項目。コピーしてそのまま使えます。
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「プロンプト一式+運用手順書という形で売ればいい」と書いたところ、こんな質問がいくつも届きました。
「それって、結局なにを何枚そろえた状態のことですか?」
もっともだと思います。言葉だけ聞くと、それっぽいけれど輪郭がありません。
20代後半・会社員の ユウト です。なので今回は、説明をやめました。セットを1つ、まるごと本文に出します。 読んだその場でコピーして、今日から回せる状態のものです。
出し惜しみしても、たぶん誰の役にも立たないんだよね。1個ぜんぶ見せたほうが「あ、こういう粒度か」って一発で伝わる。だから今回は、途中で切らずに最後まで置くよ。
- 「プロンプト一式+運用手順書」の最小構成は、実際どれくらいの分量なのか
- 設計の5要素(役割・入力・出力・チェック・改善手順)を埋めた実物
- コピーして使える本体プロンプト全文+場面別の差し替え3本
- 入力サンプルと出力サンプル(良い例/悪い例)
- 週1回で回すための運用手順6項目
- 投稿前に通す検品チェック5項目
今回のテーマは「SNS投稿を週7本つくる」に絞ります
先に断っておきます。テーマは1つだけです。 「なんでも使える万能プロンプト集」は作りません。
理由は身も蓋もなくて、範囲を広げるほど、出てくるものが薄くなるからです。「文章を書くのを手伝って」は、誰の何も解決しません。「週7本ぶんのSNS投稿案を、今週の材料だけで作る」まで狭めると、途端に使えるものが出ます。
というわけで、今回のセットはこれです。
自分の発信を続けたいのに、毎日「今日は何を書こう」で止まってしまう人が、週に一度20分だけ座って、その週に投稿する7本ぶんの案をまとめて作り終える。
「投稿を書く」ではなく「何を書くか考える段階だけを肩代わりする」。この線引きが大事です。全部やらせようとすると、あなたの声じゃないものが出てきます。
2026年9月時点の公式ヘルプでは、個人アカウント(Free / Go / Plus / Pro)で新しいGPTsを作成・公開することはできません(すでに持っているGPTsの利用・編集は可能です/出典:Sharing and publishing GPTs)。
この記事のセットは、その影響を受けません。全部ただのテキストだからです。チャット画面に貼れば動きます。ChatGPT の無料版・Go の既定モデル(Luna)でも、Plus・Pro の標準モデル(GPT-5.6 Sol)でも、他社のAIサービスでも同じです。仕様は変わることがあるので、最新の状況は各社の公式ページでご確認ください。
① 設計の5要素を埋めた実物
まず、頭の中を紙に落とすところから。役割・入力・出力・チェック・改善手順の5つです。この5つが埋まっていないものは、プロンプトを何度書き直しても安定しません。
実際に埋めるとこうなります。省略なしの実物です。
■ 1. 役割
誰:自分の発信(副業・AI活用)を続けたい会社員
どの場面:平日の夜、投稿画面を開いたまま10分固まっている場面
どの段階だけ:「何を書くか」を決める段階だけ。書き上げは本人がやる
■ 2. 入力
受け取るもの:今週の材料3つ
(a) 今週やってみて分かったこと 1つ
(b) 読者からよく来る質問 1つ
(c) 告知したいこと 1つ(なければ「なし」)
量の上限:各300字まで
欠けていたときの動き:(a)(b) のどちらかが空欄なら、
投稿案を作らずに「材料が足りません」と返して止まる
■ 3. 出力
構造:7本。1本ごとに【曜日】【本文】【使った材料】の3行
長さ:本文は全角140字以内、改行は2回まで
語調:ですます。断定しない。自分語りは1本につき1文まで
してはいけないこと:材料に無い数字・固有名詞・日付を足す
■ 4. チェック
正しいと判断できる条件:
・7本すべてに【使った材料】が書かれている
・7本の書き出しが全部ちがう形になっている
・1本に主張が2つ以上入っていない
よくある失敗:
・材料(a)ばかり7本に使われる
・数字が勝手に生えている
■ 5. 改善手順
全部同じ調子になる → 3の「語調」と曜日の型を細かくする
中身が薄い → 2の材料が薄い。プロンプトではなく材料を直す
事実が混ざる → 出力の「してはいけないこと」を先頭に移す
5番の「中身が薄い → 材料を直す」が、いちばん言いたいところです。出てくるものが薄いとき、たいていの人はプロンプトをいじります。でも原因は9割、渡した材料のほうにあります。
プロンプトは「材料を料理する道具」であって、材料そのものじゃないんだ。冷蔵庫が空っぽのまま、包丁を研いでも仕方ないんだよね。
② 本体プロンプト(コピーして使ってください)
5要素が埋まったので、あとは流し込むだけです。
あなたは、個人の発信を手伝う編集担当です。
これから渡す「今週の材料」だけを使って、SNSの投稿案を7本つくってください。
# 今週の材料
・今週やってみて分かったこと:{ }
・読者からよく来る質問:{ }
・告知したいこと(なければ「なし」と書く):{ }
# 材料が足りないとき
上の1つめか2つめが空欄のときは、投稿案を作らないでください。
「材料が足りません。◯◯を教えてください」とだけ返して、そこで止まってください。
勝手に想像で埋めないでください。
# つくり方
・7本それぞれ、上の材料のうち1つだけを扱う(1本に2つ入れない)
・本文は全角140字以内。改行は2回まで
・曜日ごとの型は次のとおり
月:やってみて外したこと
火:手順を1つだけ切り出す
水:よくある質問への答え
木:考え方を1つ
金:今週いちばん驚いたこと
土:短い問いかけ(答えは書かない)
日:告知(材料が「なし」なら木の型で代用)
・7本の書き出しは、全部ちがう形にする(同じ言い回しで始めない)
# やってはいけないこと
・材料に書かれていない数字・固有名詞・日付を足す
・「必ず」「絶対」「誰でも」など、結果を約束する言い方をする
・他社・他人の名前を出す
・1本の中で主張を2つ以上あつかう
# 出し方
1本につき、次の3行で並べてください。
【曜日】
【本文】
【使った材料】(a)(b)(c) のどれか
最後の「【使った材料】を書かせる」が地味に効きます。これがあると、7本ぜんぶ材料(a)から作られている、みたいな偏りが一目で分かるからです。人間が数える必要がなくなります。
場面別の差し替え3本
本体は据え置きで、状況に応じて足す文です。
【差し替え1:反応が薄かった週に】
先週の投稿は、最後まで読まれていない感触がありました。
7本すべて、書き出しの1行目を「読者が自分ごとだと分かる問い」に変えてください。
本文の中身は変えないでください。
【差し替え2:告知を入れる週に】
今週は告知を2本入れます。ただし、告知の本文には
「買ってください」に類する言い方を入れないでください。
「どんな場面の人に向けたものか」だけを書いて、判断は読む人に渡してください。
【差し替え3:材料が薄い週に】
今週は材料が1つしかありません。
7本つくる前に、この材料から切り出せる角度を5つ挙げてください。
角度を出したところで一度止めて、私が3つ選びます。
差し替え3の「一度止めて、選ばせる」形は覚えておいて損がないです。AIに全部走り切らせるより、途中で人間が1回だけ介入したほうが、結果がはっきり良くなる場面があります。
③ 入力サンプルと出力サンプル
型だけ渡されても、正解が分かりません。なので実物を置きます。
入力サンプル
・今週やってみて分かったこと:
議事録の要約を、1回のお願いで全部やらせるのをやめた。
「決定事項の抜き出し」と「やることリスト化」に分けたら、
手直しの時間が半分くらいになった。
・読者からよく来る質問:
「無料のAIでも副業に使えますか?」
・告知したいこと:なし
出力サンプル(良い例・7本のうち2本)
【月】
【本文】AIへのお願いを1回で済ませようとして、失敗しました。
要約と整理をまとめて頼むと、どこで間違えたのか分からなくなる。
2回に分けたら手直しが半分に。急がば分ける、でした。
#AI活用 #副業
【使った材料】(a)
【水】
【本文】「無料のAIでも副業に使えますか」とよく聞かれます。
私の答えは「作業を細かく分ければ、かなりいけます」です。
1回で全部やらせようとしたときだけ、差が出ます。
#AI副業 #ChatGPT
【使った材料】(b)
出力サンプル(悪い例)
【月】
【本文】AIに議事録を任せたら作業時間が80%削減。
月30時間浮いた計算です。これをやらない理由がない。
みなさんも必ず試してください!
【使った材料】(a)
どこが悪いか、3つあります。 「80%」「月30時間」は材料のどこにも書いていない数字です。「必ず」は結果の約束です。そして「これをやらない理由がない」は、読む人を煽っています。
AIは、材料が足りないと感じると、それらしい数字で穴を埋めます。悪気はありません。「投稿っぽい文」を作れと言われたから、投稿っぽい要素を足しただけです。だから、禁止事項は「書かないでね」と1回書くだけでは足りません。出したあとに人間が数える仕組み(=この記事の検品5項目)まで込みで、ようやく止まります。
④ 運用手順書(週1回・6項目)
ここからが「運用手順書」です。プロンプトだけ渡されても、いつ・どの順で回すかが決まっていないと、結局続きません。週に一度20分で回す前提の6項目です。
- 材料を集める(5分) — 今週の3項目をメモに書き出す。ここで手が止まるなら、投稿ではなく材料の集め方を直す
- 入力を埋める(2分) — 材料が2つ以上あるか確認して貼る。足りなければ、その週は本数を減らす
- 7本まとめて出す(1分) — 本体プロンプトを実行。1本ずつ頼まない
- 検品する(7分) — 次の章の5項目で採点。落ちた本だけ、理由を書いて作り直させる
- 予約に入れる(3分) — 曜日の型どおりに並べる。手直しは「自分の言葉に置き換える」だけに留める
- 1行だけ記録する(2分) — 伸びた1本・伸びなかった1本と、来週直す点を1つ書く
6番を飛ばさないでください。 ここを飛ばすと、来週も同じ品質のものを作り続けることになります。1行でいいので、来週の自分に申し送りを残す。それだけで、4週目には別物になります。
そして4番の検品に7分。全体20分のうち3分の1です。多いと感じるかもしれませんが、ここを削ると、直す時間が投稿後に発生するだけです。
この形に落ち着くまでにやった失敗は、「毎日その日のぶんを作る」だったよ。毎日AIに向き合うと、毎日ゼロから考えることになるから、結局しんどくて続かない。まとめて出して、あとは並べるだけ。これが一番楽だった。
⑤ 検品チェック5項目
投稿前に通す5項目です。7本ぶんを一気に見て、落ちたものだけ差し戻します。
- 材料に無い数字・固有名詞・日付が混ざっていないか(1つでもあれば、その本は作り直し)
- 1本の中に主張が2つ以上入っていないか(入っていたら、2本に分ける)
- 「必ず」「絶対」「誰でも」など、結果を約束する言い方になっていないか
- 1行目だけ読んで、誰に向けた話か分かるか(分からなければ、1行目だけ差し替え)
- 7本の書き出しの型が、3本以上かぶっていないか(かぶっていたら差し替え1を使う)
差し戻すときの言い方も決めておくと速いです。
3本目と6本目が、1と3に引っかかりました。
3本目:材料に無い数字が入っています。数字を消して書き直してください。
6本目:「必ず」を使っています。言い切らない形に直してください。
他の5本はそのままにしてください。
「他の◯本はそのままにしてください」を必ず添えてください。 これがないと、直していない本まで勝手に書き換えられて、検品をやり直すことになります。地味ですが、いちばん時間を食う事故です。
これを商品にするなら
ここまでが、1テーマぶんの「プロンプト一式+運用手順書」の実物です。分量にすると、この記事のこの章までがそのまま中身になります。思ったより少ない、と感じた方が多いはずです。 そう、少なくていいんです。
そのうえで、正直に書いておきます。これを他人がお金を出す商品にするには、もう一段ぶんの作業が残っています。 誰のどの場面に絞るかの決め方、どこに置いて売るか、値段をいくらにしてその理由をどう書くか、そして紹介してもらえる形にどう組み直すか。この記事は「実物を見せる」ところで終わりにして、その先は有料note『ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜』の第2章以降にまとめてあります。買う前に、「はじめに+第1章」を無料で読めるので、そこで合うかどうかを判断してもらうのが確実だと思います。
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- 初級→中級の3つの壁と、中級編の章立て → 『ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜』を公開しました
- なぜ「容れ物」ではなく「設計」を売る形になったのか → 個人アカウントでGPTsが作れなくなった後、AI副業の「商品」はどう組み直すか
まとめ
- 「プロンプト一式+運用手順書」の最小構成は、5要素の記入シート/本体プロンプト/入力・出力サンプル/運用手順/検品リスト
- テーマは1つに絞る。万能を狙うほど、出てくるものが薄くなる
- 出力が薄いときに直すのは、プロンプトではなく渡した材料
- AIは材料が足りないとそれらしい数字で穴を埋める。禁止事項+人間の検品の両方が要る
- 差し戻すときは「他の本はそのままに」を必ず添える
- 週1回20分の型(材料→入力→一括生成→検品→予約→1行記録)で回す
このセットは、そっくり真似する用ではなく、自分の場面に置き換える用です。テーマを1つ選んで、5要素を埋めるところから始めてみてください。埋まった時点で、それはもうあなたの設計です。
AI副業の全体像から知りたい方は、初級編からどうぞ。今回のような「設計」の話は、そこに出てくる12ヶ月の地図の中盤に位置しています。
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それでは、また別の記事で。
―― ユウト
※成果には個人差があります。本記事は教育目的の情報提供であり、特定の収益・成果を保証するものではありません。各AIサービスの仕様・料金・提供プランは変更される場合があるため、実際の利用にあたっては必ず公式サイトと利用規約をご確認ください。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。

