note有料記事の「無料で読める部分」はどこまで見せるか|初級編・中級編で実際にこう決めた

有料noteで一番悩むのは、価格ではなく「どこで切るか」です。私の初級編・中級編、そしてBrainの完全版で、実際に有料ラインをどこに置いたのか、なぜそこにしたのかを公開します。無料側に入れるもの・入れないもの、返金と免責の書き方、ステマ規制の線引きまで、売る側の判断としてまとめました。
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有料noteを書き上げたあと、いちばん手が止まるのはここです。
「で、どこから有料にすればいいんだろう」
価格は先に決まります。980円なら980円と決めればいい。でも 切る位置 は、決め方の基準がないと最後まで迷います。
20代後半・会社員の ユウト です。今回は、私が実際に売っている3つの教材で、有料ラインをどこに置いたかと、なぜそこにしたかを全部書きます。
最初のころは「いいところで切る」としか考えてなかったんだ。でもそれだと、読者からは「焦らされた」ようにしか見えないんだよね。切る位置には、ちゃんと理屈が要る。
- 私の3商品で、実際にどこに有料ラインを置いたか
- その位置を選んだ 理由(無料部分の役割は「宣伝」ではありません)
- 無料側に 入れるもの/入れないもの の一覧
- 返金と免責、そして ステマ規制 の線引き
結論:無料は「判断するため」、有料は「手を動かすため」
先に結論を書きます。無料と有料は、こう分けています。
- 無料側=買う前に「この人は裏を取ってから書いているか」を判断できる材料
- 有料側=買ったあとに手を動かすための実物(テンプレ本体・手順の核・設計シート)
多くの人が無料部分を「宣伝スペース」だと思っています。私は違う置き方をしていて、無料部分は 買わない判断もできる場所 にしてあります。
理由は単純で、デジタル教材は買った瞬間に中身が読めるからです。買ったあとに「思っていたのと違う」となっても、取り返しがつきません。 だから入口を広くして、合わない人にはそこで帰ってもらう。長い目で見ると、これがいちばん揉めません。
実例1:初級編は「はじめに+第1章」まで無料
1冊目の『ぼくが作業しないAI副業の教科書』(note・980円)は、はじめに+第1章までを無料にしています。
無料で読めるのは、この2つです。
- はじめに ── この本で約束すること、約束しないこと、免責
- 第1章 ── なぜ「ぼくが作業する副業」では月100万円に届かないのか
第1章をまるごと無料にしているのは、この本のいちばん大事な主張が、そこに書いてあるからです。「自分が作業する形のままだと天井にぶつかる」という前提に納得できない人は、第2章以降を買っても使いません。
つまり第1章は、買ってもらうための引きではなく、合うかどうかの判定として置いてあります。ここを読んで「その前提はちょっと違うと思う」と感じた人は、買わないほうがいい。それでいいと思っています。
実例2:中級編は、無料側に「訂正」を置いた
2冊目の『〜中級編〜』(note・980円)も、無料範囲は はじめに+第1章 です。ただし、無料側に入れたものが1冊目とは少し違います。
- はじめに ── この本の立ち位置
- 最初に、いちばん大事な訂正から
- ぼくの歩き方(参考値です、と明記)
- 初級編との違い
- 画面のスクリーンショットは載せていません(その理由も)
- 注意事項
- 第1章 ── 中級で止まる人が、何に止まっているのか(1-1〜1-4)
太字にした2つが、この本でいちばん言いたかったことです。
中級編は、書き上げたあとに一度まるごと書き直しています。AIサービス側の仕様が変わって、書いていた手順の前提が崩れたからです。その経緯を、有料の中に隠さず、無料側のいちばん最初に置きました。
同じ理由で「スクリーンショットは載せていません」も無料側です。画面はすぐ変わるので、ボタンの位置に合わせた手順書は数ヶ月で嘘になる。スクショが欲しくて買う人には、買う前に帰ってもらったほうがいい。
悪い知らせほど先に出す。これは有料コンテンツに限った話じゃなくて、返品のないものを売るときの基本だと思ってる。あとから知らされるのが、いちばん腹が立つからね。
実例3:Brainの完全版は「はじめに〜第2章」まで無料
3つめ、Brain で売っている Threads の完全版(980円)は、はじめに〜第2章までを無料にしました。2冊のnoteより、無料範囲を1章ぶん広く取っています。
理由は、この教材の第1章が 仕様の確認 だからです。Meta が公開している開発者向けドキュメントで確かめられた数字を並べた章で、ここは「調べれば分かること」に属します。
調べれば分かることに、お金を取らない。 代わりに、その調べ方をどこまで丁寧にやる人間なのかを見てもらう。だから第1章にあたる部分は、無料記事のほうにも同じ内容を書いてあります。
有料側に置いたのは、投稿テンプレ50種、4週間28日ぶんの運用カレンダー、コピペで使えるプロンプト10本といった 実物 です。ここは調べても出てきません。作らないと存在しないものだからです。
一般化すると:無料に入れるもの、入れないもの
3つの実例を、そのまま使える形に整理します。
| 区分 | 無料側に置くもの | 有料側に置くもの |
|---|---|---|
| 前提・考え方 | この教材が立っている前提、合わない人の条件 | 前提を自分の状況に当てはめる手順 |
| 訂正・変更 | 書き直した経緯、前提が変わった事実、扱わないと決めたこと | 変更後の具体的なやり方 |
| 目次 | 全章の見出し(有料部分も含めて全部見せる) | ─ |
| 第1章 | 調べれば分かること、判断の材料になる部分 | ─ |
| 実物 | 実物が何枚あるかの一覧(点数と名前まで) | テンプレ本体・プロンプト本体・シート本体 |
| 手順 | 全体の流れ(どんなブロックで組むか) | 各ブロックの中身、詰まる場所と抜け方 |
| 免責 | 免責と注意事項(必ず無料側) | ─ |
表の中で、いちばん見落とされがちなのが 目次 です。
有料部分の見出しまで含めて全部見せると、買う前に「自分の知りたいことが入っているか」が分かります。目次を隠すのは、売り手にとってだけ都合がいいやり方です。
もうひとつ、実物の点数と名前は無料側に書きます。「特典多数」ではなく「巻末テンプレ10点、内訳は◯◯と◯◯と……」と具体的に並べる。買ったあとに数えて期待とズレるより、先に数えてもらったほうが早いです。
切る位置を決める3つの質問
迷ったときに、自分に投げている質問です。
- 無料部分だけ読んだ人は、買わない判断ができるか? ── できないなら、無料部分は宣伝文になっています
- 無料部分に、都合の悪い話が1つ以上入っているか? ── 訂正・制約・扱わない範囲のどれかです
- 有料部分の1ページ目に、実物があるか? ── 有料に入った直後がまだ一般論なら、線が1章ぶん手前にあります
3つめは、実際にやってみると効きます。買った人が最初に見る画面に一般論が続くと、その時点で「これ、無料部分と同じでは」と思われます。お金を払った直後には、払った理由が見えるものを置く。
よくある失敗3つ
- 無料部分が全部“宣伝”になっている ── 「この方法で人生が変わりました」だけで前提が書かれていないパターン。読者は判断材料をもらえないので、買うか閉じるかの二択になります
- 有料の第1節が一般論 ── 線を引く位置が手前すぎます。1節ぶん無料側に送って、有料の頭に実物を持ってくると解決します
- 無料部分で結論まで書ききってしまう ── 逆方向の失敗です。考え方を全部出すのは構いませんが、実物(テンプレ・シート)まで無料に置くと、有料側に残るものがなくなります
3つめについて補足すると、実物を1セットだけ丸ごと無料公開する というやり方も別途やっています(この記事がそれです)。ただしこれは「粒度を見せるための1セット」であって、商品に入っている数十点を出しているわけではありません。1点見せると信用になり、全部見せると商品が消えます。
返金と免責の書き方
ここは事務的ですが、後々いちばん効きます。
まず前提として、販売プラットフォームの規約と返金の扱いは変わることがあります。 売る前に、必ず自分で最新の規約を確認してください。私の記事に書いてある内容ではなく、そのときの規約が正です。
そのうえで、販売ページと本文の両方に必ず入れているのは、次の3つです。
- 成果を保証しないこと ── 「教育目的の情報提供であり、特定の収益・成果を保証するものではありません」
- 前提が変わりうること ── AIサービスの仕様は変わるので、手順ではなく考え方を中心に書いている旨
- 無料部分で判断してほしいこと ── デジタル教材の性質上、購入後に中身だけ返すことはできない旨
3つめは、そのまま「無料範囲を広く取っている理由」になります。返金の窓口を用意しない代わりに、判断の窓口を広く開けておく。この2つはセットで初めて成立します。 免責だけ書いて無料部分が宣伝文だけ、という状態がいちばん不誠実です。
なお「絶対に稼げる」「必ず月◯万円」といった断定は、私は書きません。書けないからではなく、書いた瞬間に、その教材は嘘になるからです。
ステマ規制の線引き
自分の商品を売るときに、混乱しやすいところなので分けて書きます。
| 場面 | 広告だと分かる表記 | 私の実務 |
|---|---|---|
| 自分のSNS・ブログで自分の商品を紹介 | 自分の宣伝であることは読み手から見て明らか | 表記の有無で問題になる性質のものではない、と理解している |
| 他の人に紹介を依頼する(報酬あり) | 必要 | 依頼文にPR表記のお願いを最初から入れる |
| アフィリエイトで紹介してもらう | 必要 | 同上。紹介報酬の条件と一緒に伝える |
| 他社の商品を自分が紹介する(報酬あり) | 必要 | 記事の冒頭にPRの明記を入れる |
このブログは、他社サービスのアフィリエイトも扱っているので、該当する記事の冒頭には一律でPRの明記を出す運用にしています。記事ごとに書き忘れが起きない形にしておくのがいちばん確実です。
自分の商品を紹介する場面でも、「これは自分の商品です」と本文で言うようにしています。規制がどうという以前に、書いた本人の商品だと分かっているほうが、読む側は判断しやすいからです。
ここは法律の話が絡むから、私は専門家じゃないという前提で読んでほしい。迷う場面が出たら、消費者庁の案内を直接見にいくのが確実だよ。
まとめ:切る位置は「読者の目的」で決まる
- 無料は 判断するため、有料は 手を動かすため。目的が違うので、切る位置は自然に決まる
- 私の実際の線=初級編・中級編は はじめに+第1章、Brainの完全版は はじめに〜第2章
- 訂正・制約・扱わない範囲は無料側に置く。悪い知らせほど、買う前に見せる
- 目次は有料部分まで全部見せる。実物は点数と名前を先に出す
- 有料の1ページ目に 実物 を置く。一般論が続くなら線が手前すぎる
- 返金の窓口を持たない代わりに、判断の窓口を広く開ける。免責と無料範囲はセット
有料ラインは、売上を最大化するための仕掛けではありません。買う人が判断を間違えないための線です。そう置き直すと、どこで切るかは驚くほど簡単に決まります。
ここまでの考え方が、実物としてどうなっているか。いちばん早いのは、私の教材の無料部分をそのまま見てもらうことです。買わなくても、切り方の実例としてまるごと読めます。
📗 ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜|設計を売る・自動化する・紹介で広げる
この記事で書いた「訂正を無料側に置く」を、実物としてそのまま確認できます
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まず1冊目から見たい方は、初級編のほうが入口としては素直です。こちらも第1章までを無料にしてあります。
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どこで切るか迷ったら、「自分が買う側だったら、どこまで読めれば決められるか」を考えてみて。だいたいそれが正解の位置だよ。最後まで読んでくれてありがとう。
それでは、また別の記事で。
―― ユウト
※本記事は2026年9月9日時点の内容です。販売プラットフォームの規約・仕様・返金の扱いは変更されることがあるため、販売前に必ず各サービスの最新の規約をご確認ください。表示に関するルールについても、判断に迷う場合は消費者庁の案内をご確認ください。本記事は教育目的の情報提供であり、特定の収益・成果を保証するものではありません。成果には個人差があります。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。

