令和8年分の確定申告で変わること|控えの用紙がなくなる・ID・パスワード方式は最後の予定。AI副業の会社員が年内にやること【2026年10月】

2026年9月24日の国税システムの更改で、書面の申告書から控えの用紙がなくなりました。所得税の確定申告書も令和8年分から複写式の控えが廃止です。さらに、e-TaxのID・パスワード方式は令和9年分から使えなくなる予定で、給与情報の自動入力は令和9年1月から使える人が大きく増えます。AI副業をしている会社員が、来年2月に慌てないために年内にやっておくことを、国税庁の公式ページだけで整理しました。
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来年2〜3月の確定申告は、書面で出すと「控えの用紙」がありません。 2026年9月24日に国税庁のシステムが新しくなり、書面の申告書の様式が変わったためです。
20代後半・会社員の ユウト です。AI副業の売上は年末調整では精算されないので、毎年自分で確定申告をしています。最初の年は、2月になってから「マイナンバーカードの暗証番号はどれだっけ」「控えはどこにしまったっけ」で、週末が丸ごと消えました。
今年は、その「手続きまわり」が何か所も変わります。控えの用紙の廃止、e-TaxのID・パスワード方式が最後になる予定、給与の源泉徴収票の自動入力が広がる、の3つが特に大きい話です。どれも、知っていれば年内に5分〜30分で準備できます。
- 令和8年分(2026年分)の確定申告で手続きまわりが変わる5つの点
- 控えの用紙がなくなったあと、提出した記録をどう残すか
- ID・パスワード方式を使っている人が年内にやること
- 給与情報の自動入力が使えるかどうかの見分け方
- 年内にやることのチェックリストと、AIに手伝ってもらうときの注意
- 事実は、2026年10月13日に国税庁・e-Taxの公式ページと公式資料で確認できたものだけを使います
- 令和8年分の確定申告書は、まだ**「案」**の段階です。国税庁も「今後変更する場合があります」としています
- 税額の計算や、経費にできるかどうかの判断は扱いません。手続きの準備の話に絞ります
- 副業の所得が20万円を超えるかどうか、住民税の扱いは年末調整と住民税の記事で整理しています
1. まず全体像:令和8年分で変わる5つ
| 変わること | いつから | 副業の会社員への影響 |
|---|---|---|
| 書面の申告書から控えの用紙がなくなる | 令和8年分の確定申告書から(案) | 書面で出す人は、控えを自分で作る |
| e-TaxのID・パスワード方式が使えなくなる予定 | 令和9年分から(予定) | 令和8年分が最後の予定。カード方式へ |
| 給与情報の自動入力が使える人が増える | 令和9年1月以降 | 勤め先の提出方法しだいで、源泉徴収票の入力が不要に |
| マイナアプリへの切り替え | 2026年8月25日から提供 | カードで申告する人はアプリの更新と利用登録 |
| 納付書の番号欄が13桁に | 2026年9月24日から | 書面の納付書で払う人は記入欄が変わる |
(出典:国税庁「国税システムの更改について」「令和8年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!」「令和8年分の所得税等の確定申告書(案)」/e-Tax「ID・パスワード方式について」/いずれも2026年10月13日閲覧)
順番に見ていきます。
2. 控えの用紙がなくなる:書面で出す人は「自分で控え」
- 2026年9月24日に国税システムを更改。一部の書面の申告書・申請書・届出書・法定調書の様式が新しくなった
- 様式の変更にともない、申告書の控用はなくなり、配色は原則白黒になった
- 以前にもらった用紙は内容が変わっていることがあるので、最新の様式か確認するよう案内されている
- 「令和8年分の所得税等の確定申告書(案)」には、「令和8年分から控用(複写式)が廃止になります」と書かれている。この申告書は令和9年1月以降に使えるようになる予定で、今後変わる場合がある
(出典:国税庁「国税システムの更改について」「令和8年分の所得税等の確定申告書(案)」/2026年10月13日閲覧)
もともと国税庁は、令和7年1月から、申告書の控えに受付の日付印を押していません。今回はさらに、控え用の用紙そのものがなくなった形です。
提出したことは、こうやって確かめる
国税庁は、控えの日付印の代わりに、次の方法を案内しています。
| 方法 | 中身 | 費用・条件 |
|---|---|---|
| e-Taxの受信通知 | 受付番号・受付日時が分かる | e-Taxで出した場合。見るにはマイナンバーカード等の電子証明書が必要 |
| 申告書等情報取得サービス | 書面で出した申告書・収支内訳書なども、PDFで取得できる | 無料・マイナンバーカードが必要。直近の年分は原則、翌年5月1日以降に申請できる |
| 保有個人情報の開示請求 | 提出した申告書の内容を確認できる | 手数料300円(オンラインは200円)。写しは1か月程度かかる |
| 税務署での閲覧サービス | 過去に出した申告書を窓口で見られる | 窓口での申請のみ。出した当日は原則申請できない |
| 納税証明書 | 納税額や所得金額の証明 | 1枚400円(オンラインは370円)。提出年月日は分からない |
(出典:国税庁「令和7年1月からの申告書等の控えへの収受日付印の押なつについて」/2026年10月13日閲覧)
当分の間は、窓口や返信用封筒で希望すれば、受け取った日付と税務署名を書いたリーフレットを渡してもらえるとも案内されています。ただ、これは「当分の間の対応」とされているので、いつまで続くかは分かりません。
- 提出する書類をすべてスキャンかコピーする(申告書・収支内訳書や青色申告決算書・添付書類)
- 提出した日と方法をメモする(窓口か郵送か。郵送なら送った日)
- スキャンしたPDFとメモを、年分ごとのフォルダにまとめて保存する
控えって「出したあとに見返すもの」と思いがちだけど、翌年の申告で前の年の数字を見たいときにも使うんだよね。用紙がないなら、出す前にスキャンする癖をつけるしかない。e-Taxで出せば、そもそもこの心配はだいぶ減るけど。
3. ID・パスワード方式は、令和8年分が最後の予定
e-Taxでの申告には、大きく2つの方法があります。マイナンバーカードを使う「マイナンバーカード方式」と、税務署で本人確認をしてもらって発行されるIDとパスワードを使う「ID・パスワード方式」です。
- ID・パスワード方式のIDとパスワードは、令和7年10月1日に新規発行を停止
- すでに届出をしている人は、引き続き使える
- e-Taxの公式ページには、**「令和9年分確定申告からは利用できなくなる予定」**と書かれている
(出典:国税庁「ID・パスワードの新規発行停止について」/e-Tax「ID・パスワード方式について」/2026年10月13日閲覧)
予定どおりなら、来年2〜3月の令和8年分の申告が、ID・パスワード方式で出せる最後の回です。その次の年からはマイナンバーカード方式に切り替える必要があります。
それなら、最後の回を待たずに、今年からカード方式で出してしまうのがいちばん楽です。混む2月にはじめての設定をするより、年内に一度だけ試しておくほうが、つまずいたときに調べる時間があります。
マイナンバーカード方式で必要なもの
国税庁のリーフレットでは、次のものが必要とされています。
- マイナンバーカード
- カードを読み取れるスマホ(パソコンで申告する場合は、カード読み取りに対応したスマホか、ICカードリーダライタ)
- カードのパスワード2つ:利用者証明用の数字4桁、署名用の英数字6〜16文字
- 2026年8月25日に、マイナポータルアプリとデジタル認証アプリが統合された**「マイナアプリ」**の提供が始まっている。カードで申告する人は、アプリの更新と利用登録をしてから使うよう案内されている
(出典:国税庁「自宅で完結!マイナンバーカードでe-Tax(令和8年8月)」「令和8年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!」/2026年10月13日閲覧)
もう1つ見落としやすいのが有効期限です。国税庁のページによると、カード自体の期限とは別に、電子証明書には「発行から5回目の誕生日まで」という期限があります。期限が切れるとe-Taxで申告できないので、年内にカードの裏や自治体からの通知で期限を確かめておくと安心です。更新は期限の3か月前からできます。
4. 給与情報の自動入力:使えるかは勤め先しだい
副業をしている会社員の確定申告では、本業の源泉徴収票の数字を手で写す作業があります。ここが自動になるかもしれません。
- 令和9年1月以降、給与情報のマイナポータル連携を使える人が大幅に増える
- 使えるのは、勤め先が令和8年分以後の給与支払報告書を、令和9年1月1日以後にオンライン(eLTAX)で市区町村に出している場合。税務署に源泉徴収票をe-Taxなどで出している場合も対象
- 勤め先がオンラインで出していても、マイナンバー・氏名・住所・生年月日などが正しく入っていないと使えない
- 利用者側は、マイナポータルの利用者登録と確定申告の事前準備、e-Taxマイページでの「情報取得希望」の登録が必要
- 勤め先の提出方法は、税務署に聞いても答えられないので勤め先に確認するよう案内されている
(出典:国税庁「給与所得の確定申告がさらに簡単に!【利用者用ページ】」「令和8年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!」/2026年10月13日閲覧)
マイナポータル連携で取り込めるのは給与だけではありません。国税庁のページでは、医療費、ふるさと納税などの寄附金、国民年金保険料などの社会保険料、生命保険料・地震保険料、iDeCoなども対象として挙げられています。副業の売上や経費は自分で入れる必要がありますが、本業側の数字を写す手間はかなり減る可能性があります。
ただし、自動で入った数字も、手元の源泉徴収票と一度は見比べるのがおすすめです。勤め先の入力が正しくないと使えない、と公式にも書かれているからです。
勤め先がどう提出しているかは、自分では分からないんだよね。1月に源泉徴収票をもらうタイミングで「マイナポータルに給与の情報は連携されますか」と聞くくらいで十分だと思う。ふるさと納税や医療費で申告する同僚も同じことを知りたいはずだし。
5. ほかに知っておきたい細かい変更
国税システムの更改では、次の点も変わりました。どれも国税庁の「国税システムの更改について」(2026年10月13日閲覧)に書かれています。
- 納付書の番号欄:「整理番号」欄(8桁)が「お問い合わせ番号」欄(13桁)に変わった。税務署から届く通知にも、この13桁の番号が印字される。問い合わせのときに伝えると対応がスムーズになる
- 処分通知等の電子交付:電子で受け取れる通知が広がり、同意の方法が「申請のたびに同意」から「事前の一括同意」に変わった。電子で受け取りたい人は、これまで使っていた人も含めて、e-Taxで一括同意の手続きが必要
- 申告書等閲覧サービスなどで出てくる申告書:ヘッダーに提出年月日が印字されるようになった
6. 年内にやることチェックリスト
ここまでをまとめると、年内(10〜12月)にやっておくことは次のとおりです。
- 去年どうやって出したかを確認する(書面・ID・パスワード方式・カード方式のどれか)
- ID・パスワード方式の人は、今年からマイナンバーカード方式に切り替える準備をする
- マイナンバーカードと電子証明書の有効期限を確かめる。近ければ更新する
- スマホのアプリをマイナアプリに更新して、利用登録まで済ませる
- カードのパスワード2つを思い出せるか確かめる(忘れた・ロックした場合の対処は、地方公共団体情報システム機構のホームページで案内されている)
- マイナポータル連携を使いたい人は、利用者登録と事前準備を進めておく
- 書面で出す予定の人は、**スキャンの置き場所(年分ごとのフォルダ)**を決めておく
- 副業の売上・経費の明細を、月1回でいいので表にしておく
8番の帳簿づけは、年末調整と住民税の記事で、AIを使った月1回のやり方と指示文を紹介しています。インボイスに登録している人は、消費税の申告もあるのでインボイス経過措置の記事もあわせてどうぞ。
7. AIに手伝ってもらうなら:渡していいもの・ダメなもの
手続きの準備は、AIに「自分用のToDoに直してもらう」と進めやすくなります。私は、上のチェックリストをAIに渡して、自分の状況に合わせた順番と期限をつけてもらっています。
あなたは、確定申告の準備を手伝うアシスタントです。
下の【チェックリスト】と【私の状況】をもとに、
12月末までにやることを、週ごとのToDoに並べ直してください。
【守ってほしいこと】
・税金の計算や、経費にできるかどうかの判断はしない
・制度について分からないことは「国税庁のページで確認」と書く
・ToDo1つは、15分以内で終わる大きさにする
【チェックリスト】
(この記事の「年内のチェックリスト」を貼る)
【私の状況】
・去年の提出方法:(例:ID・パスワード方式)
・持っているもの:(例:マイナンバーカード、カード読み取り対応のスマホ)
・副業の内容:(例:AIを使った記事作成の受託)
- マイナンバー(12桁の番号)
- マイナンバーカードのパスワード、e-TaxのID・パスワード、利用者識別番号
- 源泉徴収票や申告書の画像そのもの(名前・住所・番号が写っている)
AIに渡すのは「自分の状況の説明」と「チェックリスト」だけで十分です。数字の入った書類は、AIを通さずに自分で扱ってください。
AIに任せていいのは、手順を並べる・抜けを探す・言い回しを分かりやすくするところまでです。制度の中身は、AIの答えではなく、必ずこの記事の出典にある国税庁のページで確かめてください。AIは古い情報のまま答えることがあります。今回のように、9月に様式が変わったばかりの話は特にそうです。
8. 今回、確認できなかったもの
- 令和8年分の確定申告書の最終的な様式:公開されているのは「案」で、今後変わる場合があるとされています
- ID・パスワード方式の終了:公式ページでは「予定」の書き方です。正式な案内が出たら追記します
- 令和8年分の確定申告書等作成コーナーが使えるようになる日:国税庁のページでは「さらに便利になります」とだけ書かれていて、日付は見つかりませんでした
- 自分の勤め先が給与情報の連携の対象になるか:勤め先ごとに違い、税務署では答えられないとされています
コース判定、半月ごとのチェックリスト、提出確認の記録欄、AIへの指示文をまとめた実践編(note・100円)も用意しました。この記事の内容で足りる方は、読まなくて大丈夫です。
まとめ
- 2026年9月24日の国税システムの更改で、書面の申告書から控えの用紙がなくなった。所得税の確定申告書も令和8年分から複写式の控えが廃止(案)
- 書面で出すなら、出す前にスキャン+提出日のメモ。確認方法は受信通知・申告書等情報取得サービス・開示請求など
- ID・パスワード方式は令和9年分から使えなくなる予定。令和8年分が最後の予定なので、今年からカード方式に切り替えると楽
- 令和9年1月以降、給与情報の自動入力を使える人が大幅に増える。ただし勤め先の提出方法しだい
- マイナアプリへの更新、カードと電子証明書の有効期限、パスワード2つを年内に確認
- AIに渡すのは状況の説明とチェックリストだけ。番号・パスワード・書類の画像は渡さない
月100万円に届くまで、確定申告はいつも「2月の憂うつなイベント」でした。売上が増えるほど、手続きでつまずいたときのダメージも大きくなります。手続きの準備は、売上と関係のない今の時期に終わらせておく。これが、1年目に週末を丸ごと失ってから決めたルールです。
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それでは、また別の記事で。
―― ユウト
出典(いずれも2026年10月13日閲覧)
- 国税庁「国税システムの更改について」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sodan/system.htm
- 国税庁「令和8年分の所得税等の確定申告書(案)」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/pdf/0026006-063.pdf
- 国税庁「所得税の確定申告」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm
- 国税庁「令和7年1月からの申告書等の控えへの収受日付印の押なつについて」:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/onatsu/index.htm
- 国税庁「『確定申告書等作成コーナー』で利用する ID・パスワードの新規発行停止について」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/pdf/idpw20251001.pdf
- e-Tax「ID・パスワード方式について」:https://www.e-tax.nta.go.jp/kojin/idpw.htm
- 国税庁「令和8年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/r8_smart_shinkoku/index.htm
- 国税庁「自宅で完結!マイナンバーカードでe-Tax(令和8年8月)」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/r8_smart_shinkoku/pdf/01.pdf
- 国税庁「マイナポータル連携でデータが自動で反映(令和8年8月)」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/r8_smart_shinkoku/pdf/02.pdf
- 国税庁「給与所得の確定申告がさらに簡単に!【利用者用ページ】」:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/kyuyogensenjoho-top/userpage.htm
※本記事の内容は、2026年10月13日に国税庁・e-Taxの公式ページと公式資料で確認したものです。令和8年分の確定申告書は「案」の段階で、今後変わる場合があります。ID・パスワード方式の終了は公式に「予定」とされているものです。本記事は確定申告の手続きの準備に関する一般的な情報提供であり、個別の税務判断を行うものではありません。ご自身の申告内容については、国税庁のホームページ、税務署、または税理士にご確認ください。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。
「ユウト」は編集部が運営するキャラクターです。体験談や数字の例には創作・仮定を含みます(収益を保証するものではありません)。

