Gemini APIの新規プロジェクトは、依頼内容が最長55日保存される|副業でお客さんの文章を送る前の確認【2026年11月】

Gemini APIの公式ドキュメントによると、2026年10月26日以降に作成された有料枠の新規プロジェクトでは、Generate Content APIのリクエストが既定で保存されます。保存される範囲、保存期間、データセットとGoogleとの共有の違い、副業でお客さんの文章を送る前の確認手順を、公式の記載の範囲で整理します。
[TOC]目次// tap to toggle6 items
お客さんから預かった文章を、AIに要約させたり、整えさせたりしている。 副業でAIを使っていると、そうした場面は珍しくありません。そのとき気になるのが、APIに送った内容がどこかに残るのかどうか、という点です。
20代後半・会社員の ユウト です。Gemini API の公式ドキュメントを見ていたところ、新しく作ったプロジェクトでは、依頼内容が既定で保存されるという記載がありました。公式の記載の範囲で、何が書かれているかと、送る前の確認手順を整理します。
- 公式の更新情報に何が書かれているか
- 保存される範囲と保存期間
- 「ログ」と「データセット」「Googleとの共有」の違い
- 送る前の確認手順と、今回書かなかったこと
- 事実は、2026年11月2日に Google の公式ページで確認できたものだけを使います
- 私が実際にAPIを呼んで画面を確認したわけではありません。公式の記載を、副業向けに読みかえた記事です
- 「筆者の提案」と書いた部分は、公式の指示ではありません
- 契約や居住地によって条件が違うことがあるため、必ず公式ページで確認してください
1. 公式の更新情報に書かれていること
Gemini API の更新情報(2026年10月26日付)には、次の趣旨の記載がありました。
- 有料枠の新規プロジェクトで Generate Content API を使う場合、リクエストが既定で保存される
- 既存のプロジェクトは、現在の設定が維持される
くわしい内容は、公式の「ログと共有」のガイドに書かれています。要点は次のとおりです。
| 項目 | 公式ガイドの記載(要約) |
|---|---|
| 既定で保存される条件 | Generate Content API は、2026年10月26日以降に作成されたプロジェクトで既定で有効。対象は請求が有効なプロジェクト |
| 保存される範囲 | ユーザーのリクエストからモデルの応答まで、全体を含む |
| 見られる人 | 自分の Google Cloud プロジェクト内で非公開。不正利用の監視用に保持されるログとは別物 |
| 保存期間 | 既定は最長55日。AI Studio で 7日・14日・28日・55日から選べる |
| オン・オフ | プロジェクトのオーナーが、AI Studio の「Logs and Datasets」ページでいつでも切り替えられる |
| データセットに保存したログ | 保存期間の設定がない |
(出典:Google「Gemini API Changelog」「Logs and datasets(ログとデータセットの方針)」/2026年11月2日閲覧)
更新情報には、リクエスト単位でオプトアウトする方法もあると書かれています。具体的な書き方は、公式ページでご確認ください。
2. 「ログ」と「Googleとの共有」は別のもの
ここは取り違えやすい点です。公式ガイドの記載を分けて並べます。
- ログ(既定で保存される分):既定では、ログ内のプロンプトと応答は、製品改善や開発には使われないと書かれています
- データセット:ログから選んだリクエストや応答などを、データセットとしてまとめたもの。保存期間の設定がありません
- Googleとの共有:データセットをGoogleと共有すると、モデルを含む製品・サービスの改善に使われる可能性があります。共有されたデータは、人間のレビュー担当者が読んだり、注釈を付けたりする場合があり、レビュー前にGoogleアカウント・APIキー・Cloudプロジェクトとの紐づけは外される、と書かれています
つまり、「保存される」ことと「改善に使われる」ことは別の話で、後者の可能性が出るのは、公式の記載では共有データセットの場合です。
公式は、共有するデータに個人情報・機微な情報・機密情報を含めないよう注意しています。有料サービスで得た機密や秘密の情報を含むログは、提供しないよう求められています。
もう一つ、Contributor Tierという仕組みも載っています。これは招待制のプライベートプレビューで、データ提供と引き換えに、対象モデルのトークン料金が最大50%割引になるものです。有効にすると、対象モデルの利用データは、共有データセットと同じ扱いの規約で使われる、と書かれています。割引と引き換えに何を渡すのかを、先に確認する必要があります。
なお、選択肢は居住地によって異なるとも書かれています。
「保存される」と「共有する」は、ボタンも意味も別。お客さんの文章を扱うなら、まず「いま何が残る設定なのか」を見るのが先だと受け取りました。
3. 送る前の確認手順
- 自分のAPIキーのプロジェクトが、10月26日以降に作成されたものか確認する:Google Cloud または AI Studio で作成日を見る。既存プロジェクトは現在の設定が維持される、と更新情報にあるため、作成日で見当をつけたうえで、次の画面で実際の設定を確認する
- 「Logs and Datasets」ページで、ログが有効か、保存期間は何日かを確認する
- 不要なら止める。残すなら期間を短くする:公式ガイドでは、オン・オフは随時、期間は7日・14日・28日・55日から選べる
- 「データセットに保存」と「Googleと共有」は、意味を理解するまで押さない:データセットには保存期間の設定がなく、共有すると改善に使われる可能性が出る
- 顧客・個人・機密のデータを送る案件は、案件ごとに別のプロジェクトにする:これは筆者の提案で、公式の指示ではありません。設定の見落としがあっても、影響する範囲を案件ごとに分けられる、という考え方です
ステップ1で「古いプロジェクトだから大丈夫」と決めつけない点がポイントです。更新情報に書かれているのは「既存プロジェクトは現在の設定を維持」までで、その現在の設定が何なのかは、画面で見ないと分かりません。
4. 今回、確認できなかったもの・書かなかったもの
- 自分の環境で実際にAPIを呼んだ結果や、管理画面の見え方:試していないため、書いていません
- 無料枠での扱い:公式ガイドで保存の対象は請求が有効なプロジェクトと書かれていますが、それ以外については確認した範囲で触れません
- 居住地ごとの選択肢の違い:差があるとだけ書かれており、中身はここでは扱いません
- リクエスト単位でオプトアウトする具体的な方法:更新情報に記載があるとだけ紹介し、書き方は公式ページに任せます
- 案件ごとの契約上の扱い:お客さんとの取り決めや秘密保持の条件は、案件ごとに確認してください
まとめ
- 公式の更新情報(2026年10月26日付)によると、有料枠の新規プロジェクトでは、Generate Content API のリクエストが既定で保存される。既存プロジェクトは現在の設定が維持される
- 保存はリクエストから応答まで全体で、自分のプロジェクト内で非公開。保存期間は既定で最長55日、AI Studio で7・14・28・55日から選べる
- 既定では、ログの中身は製品改善や開発に使われない。共有データセットにした場合に、改善に使われる可能性と、人間のレビューがある
- 送る前に、作成日・Logs and Datasets の設定を見る。顧客データの案件は別プロジェクトに分けることを、筆者として提案する
Geminiの原価の見方はGemini 4 Argonの記事、OpenAI側の仕様変更は12時間プロンプトキャッシュの記事、モデルの停止日はAIのAPI停止日カレンダーにまとめています。
📗 ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜|設計を売る・自動化する・紹介で広げる
どの作業をどのAIに任せるかを決める「設計」の本
本文約18,000字+巻末テンプレ10点を本文に同梱/note にて980円・はじめに+第1章は無料で読めます(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
1社のAPIの仕様や設定に振り回されない考え方は、使っていたAIが急に使えなくなったら?副業を“モデル依存”にしない分散術にまとめています。
📘 ぼくが作業しないAI副業の教科書(初級編)
未経験の20代会社員(キャラクター)が、AIに作業を任せて月100万円を目指す全工程
本文25,000字+特典5点/note にて 980円(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
それでは、また別の記事で。
―― ユウト
出典(いずれも2026年11月2日閲覧)
- Google「Gemini API Changelog」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/changelog
- Google「Logs and datasets(ログとデータセットの方針)」:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/logs-policy
※本記事の内容は、2026年11月2日に Google の公式ページで確認した記載を、副業でAPIを使う人向けに整理したものです。実際の画面や動作は試していません。各社のページは更新されるため、設定を変える前、またはお客さんのデータを送る前に、必ず公式ページをご確認ください。本記事は一般的な情報提供であり、法的助言や、特定のサービスの利用を推奨・保証するものではありません。成果には個人差があります。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。
「ユウト」は編集部が運営するキャラクターです。体験談や数字の例には創作・仮定を含みます(収益を保証するものではありません)。

