Claude Haiku 5.5が出た|API単価は前の約10分の1。要約・仕分けの副業の原価を計算【2026年10月】

2026年10月7日に Claude Haiku 5.5 が公開されました。API単価は10万トークン以下の依頼で入力0.10ドル・出力0.50ドル(100万トークンあたり)で、Haiku 4.5 の10分の1です。ただし10万トークンを超える依頼は単価が5倍になり、同じ文章でも数えられるトークンは約30%増えます。要約・問い合わせの仕分け・情報の抜き出しを副業で自動化している会社員向けに、公式情報だけで原価の計算と、10月中に確認しておくことを整理しました。
[TOC]目次// tap to toggle14 items
API の単価が、前の版の10分の1になりました。 2026年10月7日に Anthropic が公開した、Claude のいちばん小さいモデル「Haiku 5.5」の話です。
20代後半・会社員の ユウト です。9月に Opus 5.5、Sonnet 5.5 と続いて、これで3つのモデルがそろいました。Sonnet 5.5 の記事で「数週間以内に登場予定」と書いたものが、予告どおり出てきた形です。
要約や問い合わせの仕分けを自動化して納品している人にとって、いちばん小さいモデルの単価は原価そのものです。ただ、料金ページを細かく見ると、**「10万トークンを超えると単価が5倍」と「同じ文章でも約30%多く数えられる」**という2つの条件がついていました。この記事では、その2つを入れたうえで、副業の原価がどう変わるかを計算します。
- Haiku 5.5 について公式で確認できたこと(公開日・単価・向いている作業)
- Haiku 4.5・Sonnet 5.5 との単価の比較
- 気をつけたい2つの条件:10万トークンの境目と数え方の変更
- 要約・仕分けの副業で、1,000件あたりの原価がどう変わるかの計算
- 10月中に確認しておくこと
- 事実は、2026年10月9日に Anthropic の公式発表・料金ページ・モデルのドキュメント・廃止予定のページで確認できたものだけを使います
- 公開から2日なので、使い込んだ感想や出来の良し悪しは書きません
- 原価計算のトークン数は、計算のために置いた仮の値です
- 金額はドルのまま書きます。円に直すと、為替でずれるためです
1. まず事実:公式で確認できたこと
- 公開日:2026年10月7日
- モデルID:
claude-haiku-5-5 - 提供先: Claude API/Amazon Bedrock/Google Cloud/Microsoft Foundry/Claude Platform on AWS
- 一度に読める量: 100万トークン/一度に書ける量: 12万8千トークン
- 入力できるもの: 文章と画像(出力は文章)
- 向いている作業(公式の説明): 要約、会話の圧縮、データベースへの問い合わせ、仕分け(分類)、ほかのモデルの下請け役
- Haiku として初めて、考える深さ(effort)を調整できる
- 停止日の約束: 2027年10月7日より前には停止しない
(出典:Anthropic「Claude Haiku 5.5」/Claude ドキュメント「Claude Haiku 5.5」「モデル一覧」/いずれも2026年10月9日閲覧)
公式発表には、前の版の Haiku 4.5 と比べた指標も載っていました。いくつか抜き出します。
| 指標(公式発表より) | Haiku 5.5 | Haiku 4.5 |
|---|---|---|
| GDPval-AA v2.1(仕事の成果物の評価) | 1620 | 735 |
| OSWorld 2.1(パソコン操作) | 72.4% | 15.7% |
| Terminal-Bench 4.0(コマンド操作) | 39.2% | 0.0% |
(出典:Anthropic「Claude Haiku 5.5」/2026年10月9日閲覧)
数字だけ見ると大きく伸びています。ただし同じ発表の中で、複雑なプログラミングの作業は Sonnet 5.5 や Opus 5.5 のほうが向いているとはっきり書かれていました。Haiku 5.5 は「何でもできる安いモデル」ではなく、範囲が決まった作業を速く安くこなすモデルという位置づけです。
指標の伸び方が派手だから「もう上のモデルは要らない?」って思いそうになるけど、公式自身が「範囲が決まった作業向け」って線を引いてるんだよね。そこは素直に受け取っておくのがいいと思う。
2. 単価を並べる:10万トークン以下なら10分の1
料金ページに出ていた単価を、100万トークンあたりで並べます。
| モデル(100万トークンあたり) | 入力 | 出力 | キャッシュ読み取り |
|---|---|---|---|
| Haiku 5.5(10万トークン以下の依頼) | $0.10 | $0.50 | $0.01 |
| Haiku 5.5(10万トークンを超える依頼) | $0.50 | $2.50 | $0.05 |
| Haiku 4.5 | $1 | $5 | $0.10 |
| Sonnet 5.5 | $2 | $10 | $0.10 |
(出典:Claude ドキュメント「料金ページ」/2026年10月9日閲覧)
結果が返ってくるまで待てる作業なら、まとめて処理する Batch API でさらに半額になります。Haiku 5.5 の Batch は、10万トークン以下の依頼で入力0.05ドル・出力0.25ドルと表示されていました。
3. 気をつけたい2つの条件
条件1:10万トークンを超える依頼は、単価が5倍
Haiku 5.5 は、1回の依頼に入れた量(入力の合計)が10万トークンを超えるかどうかで単価が変わります。超えた依頼は、入力も出力も5倍の単価になります。
- 境目の判定には、キャッシュから読んだ分や書き込んだ分も含めた入力の合計が使われる
- 判定は1回の依頼ごと。超えた依頼だけが高い単価になり、それ以前の依頼の単価は変わらない
- ほかの現行モデルは、100万トークンまで同じ単価。長さで単価が変わるのは Haiku 5.5 だけと書かれている
(出典:同上の料金ページ/2026年10月9日閲覧)
一度に100万トークン読めるからといって、長い資料をまるごと1回で渡すと、単価の安さがかなり薄れます。会議の文字起こしを丸ごと要約する、といった使い方をしている人は特に注意が必要です。
条件2:同じ文章でも、約30%多く数えられる
Haiku 5.5 は、Claude 4.7 以降のモデルと同じ新しいトークンの数え方を使っています。モデルのドキュメントによると、同じ文章でも Haiku 4.5 より約30%多く数えられるそうです。
単価が10分の1でも、数えられる量が1.3倍になるので、実際の差は10分の1よりは小さくなります。公式発表でも、平均では**「約75%安い」**という書き方でした。
4. 原価で計算してみる(API の人向け)
ここからは、API で Claude を呼んで、要約や仕分けを自動化している人向けです。
下のトークン数は私の実測ではなく、計算のために置いた仮の値です。自分の利用画面に出る実際のトークン数で置き換えてください。
計算式はこれだけです。
原価 = 入力トークン数 × 入力単価 + 出力トークン数 × 出力単価
(単価は100万トークンあたりなので、トークン数を100万で割ってから掛ける)
ケースA:問い合わせメールの仕分け・要約を1,000件
お店の問い合わせを「予約・質問・苦情」などに分けて、ひとこと要約をつける自動化を想定します。
- Haiku 4.5 で数えた場合:1件あたり入力3,000トークン・出力500トークン
- Haiku 5.5・Sonnet 5.5 では、数え方の変更で約30%増えて入力3,900・出力650トークンとする
| モデル | 計算(1件) | 1件あたり | 1,000件 |
|---|---|---|---|
| Haiku 4.5 | 0.003×$1+0.0005×$5 | $0.0055 | $5.50 |
| Haiku 5.5 | 0.0039×$0.10+0.00065×$0.50 | 約$0.0007 | 約$0.72 |
| Sonnet 5.5 | 0.0039×$2+0.00065×$10 | 約$0.0143 | 約$14.30 |
数え方が増える分を入れても、この仮定では Haiku 4.5 の約13%、つまり約87%安い計算になりました。同じ作業を Sonnet 5.5 に回していた人なら、差はもっと大きくなります。
ケースB:長い文字起こしの要約(境目をまたぐ場合)
1時間の会議の文字起こしを要約する場面を想定します。
- 入力:15万トークン(10万トークンを超える)
- 出力:5,000トークン
| やり方(Haiku 5.5) | 計算 | 原価 |
|---|---|---|
| 1回でまとめて渡す | 0.15×$0.50+0.005×$2.50 | 約$0.088 |
| 7.5万トークンずつ2回に分ける | (0.075×$0.10+0.0025×$0.50)×2 | 約$0.018 |
分けて渡すだけで、この仮定では約5分の1になります。ただし、分けると前後のつながりが切れて、要約の質が落ちることもあります。分けた要約を最後にもう1回まとめる手順を入れるなど、出来上がりを見て決めてください。
「1回で全部読める」と「1回で全部渡すのが安い」は別の話なんだよね。10万トークンの境目だけは、自動化の設計に最初から入れておくと後で困らないよ。
議事録の要約を副業にする流れそのものは、AI議事録代行で月3万円にまとめています。
5. 副業での使い分け:上のモデルと組み合わせる
最初の半年、ほぼ全部失敗したころは、何でもいちばん賢いモデルに投げていました。今は**「考える作業」と「決まった処理を大量にこなす作業」**で分けています。
| 作業 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 記事や提案の構成・切り口を考える | Opus 5.5 | ここがずれると後が全部ずれる |
| 構成が決まった後の下書き | Sonnet 5.5 | 範囲がはっきりしている |
| 問い合わせ・レビューの仕分け | Haiku 5.5 | 公式に向いていると書かれた作業 |
| 長い資料の要約・要点の抜き出し | Haiku 5.5 | 10万トークンの境目に注意 |
| 表や名簿からの情報の抜き出し | Haiku 5.5 | 決まった形で大量にこなす作業 |
公式発表でも、Haiku 5.5 は **Opus 5.5 や Sonnet 5.5 と組み合わせて「下請け役」**として使う形が挙げられていました。全部を Haiku 5.5 に寄せるのではなく、量が多くて中身が決まっている作業だけを移すのが、質を落とさずに原価を下げるやり方です。
上のモデル2つの使い分けと原価は、Sonnet 5.5 の使い分けの記事とOpus 5.5 の原価計算の記事で計算しています。
いつもの作業から20件ほど選んで、同じ指示を今のモデルと Haiku 5.5 の両方に出して並べる。 仕分けの結果が同じか、要約に抜けがないかを自分の目で確かめてから切り替えてください。安いモデルの間違いを直す時間が増えたら、原価が下がっても意味がありません。
6. 10月中に確認しておくこと
- Haiku 4.5(
claude-haiku-4-5-20251001):現役のまま、停止日は未定。約束は「2026年10月15日より前には停止しない」のみ - Sonnet 4.5(
claude-sonnet-4-5-20250929):2026年11月30日に停止予定。移行先はclaude-sonnet-5-5 - 公開済みのモデルを止めるときは、少なくとも60日前に知らせると書かれている
(出典:Claude ドキュメント「廃止予定のモデル」/2026年10月9日閲覧)
Haiku 4.5 が今すぐ止まるわけではありません。ただ、10月15日を過ぎると、いつ予告が出てもおかしくない状態になります。予告から停止まで60日以上あるとはいえ、時間のある今のうちに試しておくほうが気が楽です。
- 自分の仕組みに書かれているモデル名を探す(Dify や n8n などの自動化ツール・自作のスクリプト・外注した仕組み)
claude-sonnet-4-5-20250929が見つかったら、11月30日より前にclaude-sonnet-5-5へ切り替える- Haiku 4.5 を使っている作業は、20件ほど Haiku 5.5 で試して結果を並べる
- 1回の依頼が10万トークンを超えていないか、利用画面で一度だけ確かめる
- 切り替えるときは、
temperatureなどの設定を外す(Haiku 5.5 では初期値以外を指定するとエラーになると書かれている) - 見積もりに AI の原価を入れている人は、新しい原価で計算し直す(ただし下がった分をそのまま値引きに回す必要はない)
自動化ツールのどこにモデル名を書くかは、Difyで作る非エンジニア向けAI副業ツール5選|n8nとの使い分けも参考にしてください。
7. Pro・無料プランの人は
料金ページのプラン表では、**無料プラン・Pro(月20ドル、年払いなら月17ドル)・Max(月100ドルから)のいずれにも「Haiku」**が含まれていました。ただ、プラン表には版の番号までは書かれていなかったので、チャット画面で Haiku 5.5 が選べるかは、自分の画面で確かめてください。
チャットで使っている人は、原価の計算はいりません。短い要約や言い換えを何十回も頼む作業だけ軽いモデルに回すと、上のモデルの利用上限を大事な作業に残せます。
また公式発表では、Max と Team の契約者に、API で使える毎月のクレジットが新しく付くと案内されていました。金額はプランで違うので、該当する人は公式発表で確かめてください。
8. 今回、確認できなかったもの
- 無料プラン・Pro のチャット画面で、Haiku 5.5 がどこまで使えるか:プラン表には版の番号がありませんでした
- 日本語の文章で、数えられる量が実際に何%増えるか:公式は「約30%」としていますが、文章の中身で変わると書かれています
- 日本語での仕分け・要約の正確さ:公開から2日なので、比べられるほど試していません
使い分け早見表、記入式の原価見積もりシート、設定チェックリスト、プロンプト5本をまとめた実践編(note・100円)も用意しました。この記事の内容で足りる方は、読まなくて大丈夫です。
まとめ
- Claude Haiku 5.5 は2026年10月7日公開。API・Amazon Bedrock・Google Cloud などで提供
- 10万トークン以下の依頼なら、API単価は入力$0.10・出力$0.50で Haiku 4.5 の10分の1
- 10万トークンを超える依頼は単価が5倍。長い資料は分けて渡すと安くなるが、質は自分で確かめる
- 同じ文章でも約30%多く数えられるので、実際の差は10分の1より小さい(公式は平均「約75%安い」)
- この記事の仮定では、問い合わせの仕分け1,000件が $5.50 → 約$0.72
- Sonnet 4.5 は11月30日に停止予定。Haiku 4.5 は現役だが、10月15日以降はいつ予告が出てもおかしくない
モデルが安くなるたびに、覚えておきたいのは単価そのものより**「何を、どのモデルに、どの大きさで渡すか」**という設計のほうです。今回の10万トークンの境目のように、渡し方ひとつで原価が5倍変わることがあります。
月100万円に届くまでにいちばん効いたのも、新しいモデルに飛びつくことではなく、作業を分けて、決まった部分だけを安いほうに流すという地味な見直しでした。今回の更新は、その見直しをするちょうどいいきっかけだと思います。
Claude 公式
Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku を切り替えて使える。プランと料金は公式の料金ページで確認
📗 ぼくが作業しないAI副業の教科書〜中級編〜|設計を売る・自動化する・紹介で広げる
どの作業をどのAIに任せるかを決める「設計」の本
本文約18,000字+巻末テンプレ10点を本文に同梱/note にて980円・はじめに+第1章は無料で読めます(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
ツールの月額や従量課金をどこまで払うかで迷う人は、AI副業のツール月額はいくらまで払うかもあわせてどうぞ。
📘 ぼくが作業しないAI副業の教科書(初級編)
未経験の20代会社員(キャラクター)が、AIに作業を任せて月100万円を目指す全工程
本文25,000字+特典5点/note にて 980円(PR)
※当サイトはアフィリエイトプログラムを使用しています
それでは、また別の記事で。
―― ユウト
出典(いずれも2026年10月9日閲覧)
- Anthropic「Claude Haiku 5.5」:https://www.anthropic.com/claude-haiku-5-5
- Claude ドキュメント「Claude Haiku 5.5」:https://platform.claude.com/docs/en/models/haiku-5-5/overview
- Claude ドキュメント「モデル一覧(Models overview)」:https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/models/overview
- Claude ドキュメント「料金(Pricing)」:https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/pricing
- Claude ドキュメント「廃止予定のモデル(Model deprecations)」:https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/model-deprecations
- Claude 料金ページ(プラン):https://claude.com/pricing
※本記事の料金・仕様・提供条件は、2026年10月9日に Anthropic の公式発表・ドキュメント(モデル一覧・料金・廃止予定のページ)・料金ページで確認した内容です。原価計算のトークン数は説明のための仮の値で、実際の請求額とは一致しません。トークンの増え方は文章の中身で変わります。副業での使い分けは公式の説明からの考え方で、実際の出来を保証するものではありません。AIサービスの料金・プラン構成・停止日は短期間で変わります。利用・契約の前に必ず公式ページをご確認ください。本記事は一般的な情報提供であり、特定のサービスの利用を推奨・保証するものではありません。成果には個人差があります。
この記事を書いた人
ユウト
AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。
「ユウト」は編集部が運営するキャラクターです。体験談や数字の例には創作・仮定を含みます(収益を保証するものではありません)。

